思考修整セラピー

今ある悩み・苦しみの思考を修正し 問題を解決・克服するためのカウンセリング

コ・ラ・ム
「 こ こ ろ の コ コ ロ 」

コラム3

2023年12月31日 

夫婦カウンセリングの主なご相談(前編)

最近では若い夫婦も多くカウンセリングに来られます。結婚2ヶ月、3ヶ月、5ヶ月など1年未満の新婚夫婦のご相談は全く珍しいものではありません。もちろん熟年夫婦も数多くの相談を受けています。

夫婦関係における問題や内容は実に多岐にわたり、その解決には慎重かつ理解あるアプローチが求められます。そこで今回は夫婦関係における重要な前編に3の問題に焦点を当て、それぞれについてご紹介しましょう。

1、不倫

不倫は単なる浮気以上の問題であり、信頼の崩壊や感情の混乱を引き起こす可能性があります。パートナーへの裏切りは心に深い傷を残し、場合によっては不倫をされたショックからフラッシュバックが起こり大変に苦しみが毎日続き生活にも大変な支障をきたす場合もあります。そのため修復には時間と努力が必要です。この状況に対処するためには、まず出来る限り冷静な状態で双方が率直な対話を行い、感情や考えを共有することが不可欠です。一方が浮気をした理由や動機を理解することも重要です。しかし信頼の回復には時間がかかります何故ならば夫婦だけでは堂々巡りの議論に終始してしまう場合が非常に多く、問題解決になかなか至らずお互いに疲弊してしまうケースが非常に多いのが現状です。カウンセラーが両者の間に立つことにより意見調整を図るなど、再構築のプロセスを効果的に進めることができます。

2、セックスレス

セックスレスは夫婦の満足度や結びつきに大きな影響を与えることがあります。問題の原因を特定するためには、お互いがオープンで率直なコミュニケーションをとることが必要なのですが、セックスレスの本人が何故セックスレスに陥っているのかを理解されてない方が多く見受けられます。生理的な問題、ストレス、感情の不一致、潜在的に子を求め無い場合、はたまた親子問題に起因することなどが原因となっている可能性があります。そしてセックスレスだけが問題でありそれを除けば本当に仲が良い夫婦と思い込んでる夫婦も多いのですが、夫婦間のさまざまなチェックをするとその他に多く問題点が見つかる場合は決して少なくはありません。私たちカウンセラーと共に性的な健康について理解を深め、解決策を模索することが求められます。また、愛情や親密さを築く他の方法も見つけることが重要です。

3、予算管理と支出の不一致

夫婦問題のそのひとつに、予算管理や支出に関する考え方の不一致は、経済的なストレスを引き起こす可能性があります。予算を作成し、家計の管理において透明性を持つことが大切です。お互いの価値観や優先事項を理解し、妥協点を見つけることが不可欠です。しかしそれ以前に夫婦のいずれかが数年間または数十年間、配偶者に自分の所得を明らかにしない方も多く見受けられます。こうなると預貯金なその資産、負債なども解りません。そんなことでは夫婦の信頼感も築ける訳もありません。カウンセリングなどでお話を聞かせていただきさまざまな提案の中で、定期的な家計簿の確認や貯金の目標設定などをオープンにし、夫婦間の経済的な安定感を促進します。