思いのままに

少し環境が変わる。
これまで数年続けてきた生活リズムも変えることになりそうだ。

この変化は意図したものではなく、止むを得ずのもので、わずかながら身を切られるような痛みを伴った。
悲しみというよりは、あきらめ、しょうがない、受け入れるしかない、観念するという感覚。

ただ、いつかこういう日がくるのだろうと想像もしていた…
不思議なことに、この日がやっと来た、という開放感もある。
こんなふうに思うとは。
自分でも驚いた。

感情は、一瞬で強くわきあがるものもあるが、時間をかけてじわじわと高まってくるものもあり、また複数の感情が同時にあがってくることもある。

感情の強さや継続時間などは人により事柄にもよる。
言語化が得意な人、苦手な人、数時間遅れて、整理されて、わきあがってくることも多々あるらしい。

比べることはできない。
自分にしかわからない。
だから出てきたもの、そのままでいい。
どんな時に何をどう思ってもいい。
感情は自分だけのもの。
誰にも介入されない。
いいも悪いも、正しいも間違いもない。
ひとつひとつ、感じたものはきちんと一旦受け止めてあげること。

今、この思いに気づくことが必要だったんだと、また私を知ることができた。

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