腸活とメンタルヘルス


こんにちは、カウンセラーの坂上です。
1月も下旬となり、受験や就・転職、異動、転勤などを控えて、新しい生活への期待とともに、様々な心身の不調を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところで私は先日、腸活のお話を聞いて、腸が私たちの身体だけではなく、メンタルにもとても大きな影響を持っていることを知りました。
腸は消化吸収などの生理的な働きの他に、最近よく言われていることですが、免疫力の7割を作っています。
また、セロトニン(幸せホルモン)を分泌して感情のコントロールに関係しており、自律神経にも大きな影響を持っているそうです。それで東洋医学では「精神は腹部に宿る」と言われるのだとか。
まず腸の働きを整えることが、心の健康にとっても大切なんですね。
腸を整えるには「栄養と運動と休養」の3つが大事なのですが、運動についてこんな興味深い話を聞きました。
平日は忙しいので週末だけ運動している、という方は多いと思いますが、週1回だけの運動は疲れが溜まって身体への負担が大きく、かえって老化したり病気になったりしやすいというのです。できれば毎日、少なくとも週に3回以上運動するのが良いとのことでした。
「毎日忙しいのに、週に3回も運動する余裕なんてないなぁ…」と私は思ってしまいましたが、講師お勧めの運動は、「(外を)歩くこと」と「ストレッチ」でした。
ちなみに、筋トレも身体の負担が大きいので、非常に健康な人がたまにやれば良く、普通の人はやらなくて良いそうです。
できれば毎日、1回30~40分間歩くのが理想ですが、週3回を目標に、仕事帰りに一駅歩くぐらいならできそうです。動画を見ながらストレッチやヨガをやるのも良いですね。
つまり軽い運動を、できるだけ毎日コンスタントに行うことが大切なんですね。
これはメンタルヘルスにおいても言えることで、たとえば愛着障害や回避性パーソナリティ障害、緊張・対人緊張、自己肯定感が低いといった様々なメンタルの問題も、小さな挑戦や小さな成功体験を少しずつ積み重ねることが大切です。
頑張っていきなり難しいこと、精神的に負担の大きいことをやろうとしても長続きしません。逆に疲れて前よりも状態が悪くなることだってあります。
小さなステップを段階的に踏んでいくことで、気がつけば以前より生きづらさが減っているのを感じられるでしょう。
あなたにとって無理のないステップを、焦らずに一つ一つ試してみてくださいね。