【カウンセリング事例】自己否定・自己嫌悪
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事例
カウンセラー
自身のことを否定し続け、自分で自分を拒絶する自己否定や自己嫌悪を抱いている人が幸せであった試しはありません。
A男さんもその一人で、辛そうな表情でお越しになりました。
「何やってもダメ」「こんな自分が嫌で仕方ない」
語気強く語られました。
思考改善のカウンセリング中も「でも」「だけど」が口癖のようでした。
これほどまでA男さんの自己肯定感を低くし、自分を大切に思う気持ちを欠くようになったのか。
親子関係や中学時代のいじめが大きく影響しているようでした。
自分自身を攻撃し続け、嫌な自分との同居は相当辛かったことと思います。
自分にフィットしない考え方を脱ぎ捨て、新しい思考を身につけ、「でも」「だけど」で一歩踏み出せないA男さんを後押しすることで成功体験を多く積み、お気に入りの自分が見つかるように支援し続けました。
俯き加減だったA男さんは、カウンセリングが終わる頃にはよく自分を理解し、最近の出来事などを客観的に考えられるようになっていました。
A男さんのように自分に合わない考え方は変えられます。辛さを見て見ぬふりをせず改善することでこれからの人生が大きく変わることでしょう。