会者定離

春はお別れの季節である。
それぞれ新しい環境へと変化していく。

私自身には大きな変化はないが、近しい人が数人、今の場所から離れると知り、やむを得ないと思いつつ、寂しい気持ちが抑えきれない。
もう毎週その人に会えないのだと思うと、とても悲しい…。

日常会話や冗談にいつも励まされた。
いつも笑わせてくれ、味方でいてくれた。
支えられ、救われていたことをいまさらながら深く実感している。
心からのありがとうと感謝を伝えたい。

出会いとは不思議で、貴重だ。
ほんの一瞬の出会いの中にも忘れられないことがある。
しがらみや思い込みを脱ぎ捨て、気ままに会話するのは気持ちがいい。

自分の中にある正直な気持ちを聞いてもらいたい時もある。
いいところを認め合う関係も素敵だが、何かをするしないでなく、何もしなくても、ただ受け入れてくれる。
お互いに。

なぜか違和感の少ない人。
居心地がよくて、なんとなく安心感がある人。
年齢も性別も関係のない、穏やかな関わり。
その時私は思いきり笑えている。

最後の日、なぜか気恥ずかしくて、いつもと同じように”お疲れ様でした”と言って別れてしまった。
きちんと挨拶をすることができなかったことを今、少し悔やんでいる。

心から願う。

どうかお元気で、笑顔あふれる日々をお過ごしください。

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