自立と依存

明けましておめでとうございます。

今年も皆様のお役に立てるよう精進していきたいと思います。

皆様は、今年の目標など立てられましたでしょうか。

もう少ししっかりしないと、とか、もっと大人な考えを持ちたいという方も多いのではないでしょうか?

自立することはすばらしいことだと思います。
しかし一方で、「他人に頼ってはいけない」という考えに陥っていませんか?

実は、上手に他人に頼る、依存したり、甘え上手の人の方が、心の健康を保ちやすく、社会的にもうまくいく人が多いとも言われています。

私も学校現場で働いてきたのでよく相談を受けてきたのですが、家事も、子育ても、仕事もすべて一人でやってきたお母さんは少なくありませんでした。
しかし、それではどこかで燃え尽き、心身のエネルギーが尽き果ててしまいます。

子どもはどうでしょうか。

子どもは相手(主に親)に頼らないと生きていけないですよね。
親や学校の先生、友達など誰かに頼らないと一人では生きていけない、そういった自分のある種の無力さに気付き、誰かに頼ることとでなんとか生きていこうするものです。

この場合に、依存する相手(親)がいなくなるとかなり不安になってしまいます。

「お母さんがいなくなってしまったら、これから一人でどうやって生きていったらいいんだろう」と不安になるものですが、この不安を分離不安といいます。

この分離不安が起こってくるのが生後一歳半~三歳くらいなのですが、これは、だんだん自分はお母さんに頼っている、依存しているということが自覚できてくることから起こります。

その後子どもは幼稚園、小学校と成長し、12歳前後で思春期を迎えますよね。母親がずっとそばにいなくても自分一人でもやっていける、母親との二者関係から脱して社会へ参入していき、自立していきます。

なので、人が自立していくためには相対的に、依存や分離不安のプロセスも必要なのですね。
しかし、ここでこころの発達課題につまずいてしまうと、大人になっても依存や分離不安を無意識的に繰り返し、行動や症状として出てしまいます。

恋愛依存、共依存、アルコール依存、性依存など、お悩みの方も多いと思います。
一方で、誰にも頼ってはいけないと孤立してしまう人もいます。

心のバランスが取れていないと感じる方の中には、過去を整理することで見えてくることもあるでしょう。

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