過食症カウンセリング

過食症とは、自分自身の持つ思考パターンにより気付かない内に仕事・家事・育児・人間関係などに過度なストレスが生じ、精神の制御の限界を超えた場合に起こるストレス性の不安障害であり、親子・家族問題の未処理も原因となる

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目次

終わらない過食のループから抜け出すために

「孤独との葛藤」

「また食べ過ぎちゃった…」

食事を終えた後、お腹いっぱいの苦しさと、言いようのない罪悪感に襲われていませんか?深夜、人目を忍んでコンビニに走り、レジ袋いっぱいの食べ物を抱えて帰宅する。部屋の鍵を閉め、誰にも見られないように、ひたすら口に詰め込む。そして、すべてを吐き出してしまう。

もし、このような過食と嘔吐のサイクルを繰り返しているなら、それは単なる「食べ過ぎ」ではありません。もしかすると、「過食症」という心の問題に深く関係している可能性があります。

過食症は、一般的に10代から20代の女性に多いとされていますが、最近では性別や年齢を問わず、多くの人が密かに悩みを抱えています。あなたの心の奥にある本当のSOSに、気づいてあげられるのは、あなた自身だけです。

あなたは大丈夫?過食症に隠された心のサイン

「最近、食欲が増えただけ」

そう思っていても、もしかしたら心のSOSが隠れているかもしれません。以下のチェックリストに当てはまる項目が多いほど、過食の傾向が強い可能性があります。

  • お腹が空いていないのに、食べたい衝動が抑えられない
  • 一旦食べ始めると、途中で止められなくなる
  • 短時間で、信じられないほどの量を食べてしまう
  • 食べた後、強烈な罪悪感や自己嫌悪に陥る
  • 太るのが怖くて、無理に吐いたり、下剤を使ったりする
  • 体重が増えていると、自分の価値がなくなったように感じる
  • ストレスや嫌なことがあると、食べることで気を紛らわせようとする
  • 常に冷蔵庫や食品棚に食べ物が満たされていないと不安になる
  • 自分の体型が「まだ太っている」と常に不満に感じる

もし、3つ以上当てはまったら、過食のサインかもしれません。放置すると、心身に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

過食はなぜ起こる?その根本にある心の闇

「満たされない心の内面」

「なぜ、私は過食してしまうんだろう…?」

過食症は、食べ物の問題のように見えますが、その根本には深い心の葛藤が隠されています。

完璧主義と歪んだ自己評価

過食症に悩む人の多くは、幼い頃から「いい子」「優等生」として生きてきた人が少なくありません。常に周りの期待に応えようとし、完璧であろうと自分を追い詰めてしまいます。

「ありのままの自分では愛されない」「もっと頑張らなければ認められない」

そうした思い込みが、自分自身への厳しい評価につながり、自己肯定感が低くなります。そして、理想と現実のギャップが大きくなればなるほど、その心の隙間を埋めるために、無意識に「過食」という行為に走ってしまうのです。

親子関係と心の傷

「あなたのためを思って言っているのよ」

親の過度な期待や干渉、あるいは愛情の不足が、過食の引き金になることもあります。親の価値観に縛られ、自分の本音を抑え込んで生きてきた人は、本当の自分を表現することができず、心の中に満たされない感情が溜まっていきます。

この満たされない心の穴を埋めるために、食べ物に依存してしまうケースは珍しくありません。過食は、言葉にできない不満や不安、悲しみ、怒りといった感情を代弁する心の叫びとも言えるのです。

過食がもたらす心と身体への影響

過食は、心と身体の両方に大きなダメージを与えます。

身体への影響

  • 消化器系のトラブル: 過食と嘔吐を繰り返すことで、食道炎、胃炎、胃潰瘍などのリスクが高まります。
  • 歯の損傷: 嘔吐物に含まれる胃酸によって、歯が溶けたり、虫歯になりやすくなります。
  • 栄養失調: 好きなものを大量に食べる反面、栄養が偏り、体に必要なビタミンやミネラルが不足します。
  • ホルモンバランスの乱れ: 生理不順や無月経を引き起こすことがあります。
  • 合併症: 重症化すると、糖尿病や不整脈などの命に関わる合併症につながる危険性もあります。

心への影響

  • うつ病や不安障害: 過食に対する自己嫌悪や罪悪感から、気分が落ち込み、うつ病を併発することがあります。
  • 孤立: 自分の行為を隠すため、友人や家族との交流を避けるようになり、社会から孤立してしまいます。
  • 自己肯定感の低下: 過食をコントロールできない自分を責め続け、ますます自信を失っていきます。

ダイエットが過食症の入り口になる危険性

「日常の葛藤」

過食症のきっかけとして、最も多いのがダイエットです。

「痩せている=美しい」という呪縛

現代社会では、「痩せていること」が美の基準とされがちです。周りからの「太ったね」という何気ない一言や、メディアが発信するスリムな体型のイメージが、私たちの心を蝕んでいきます。

「もっと痩せなきゃ」「痩せれば幸せになれる」

そうした思い込みが、過度な食事制限につながります。しかし、極端なダイエットは、身体を飢餓状態に陥らせ、脳の摂食中枢を狂わせてしまいます。その結果、食欲が暴走し、コントロール不能な「過食」へとつながってしまうのです。

制限の反動

「これを食べたら太る」「これはダメ」

食べ物に対して厳しい制限を設けると、その反動で「食べたい」という衝動が爆発します。いわゆる「反動過食」です。食べ物への執着が強くなり、我慢の限界を超えたときに、手がつけられないほどの量を食べてしまいます。

このサイクルを繰り返すうちに、過食が習慣化し、抜け出せなくなってしまうのです。

過食は「ガス抜き」?ストレスとの向き合い方

「感情と食事」

過食は、多くの場合、ストレスの「ガス抜き」として機能しています。仕事や人間関係、家庭でのプレッシャーなど、日常生活で溜まった感情を、食べることで発散しようとしているのです。

無意識の行動

過食しているとき、「美味しい!」と感じることはあまりありません。ただひたすら、何も考えずに、一心不乱に食べ続けていることが多いです。それは、心の奥底にある不安や怒り、虚しさを、食べるという行為で一時的に麻痺させている状態です。

危険なストレス解消法

ギャンブルや買い物依存症が、金銭的な問題や家族関係の悪化を引き起こすのに対し、過食は「自分だけを傷つけている」と感じやすい側面があります。

「誰にも迷惑をかけていない」「自分さえ我慢すればいい」

そうした思いから、過食という行為を続けてしまう人も少なくありません。しかし、それは心と身体を深く蝕む、とても危険なストレス解消法なのです。

聖心こころセラピーが提供する過食症カウンセリング

過食症は、一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが非常に重要です。大阪聖心こころセラピーでは、過食の根本原因に焦点を当てたカウンセリングを提供しています。

根本原因にアプローチ

カウンセリングでは、まず過食を引き起こしている根本的な原因を探っていきます。

  • 幼少期の経験: 親子関係や家庭環境が、あなたの性格や考え方にどう影響したのかを振り返ります。
  • 心の癖: 完璧主義、自己否定、歪んだ価値観など、過食につながる心の癖をひも解きます。
  • 満たされない感情: 不安、孤独、怒りなど、言葉にできていない感情を丁寧に探り、受け止めていきます。

自分を愛する心を取り戻す

カウンセリングを通して、あなたは「ありのままの自分」を少しずつ受け入れられるようになります。

「頑張らなくてもいい」「不完全でも大丈夫」

そう思えるようになることで、過食という行為に頼らなくても、自分の心を安定させることができるようになります。自己肯定感が高まり、自分自身を大切にできるようになるのです。

新しい生き方を見つける

過食は、あなたが本当にやりたかったことや、なりたかった自分を抑え込んできた結果かもしれません。カウンセリングは、それらを見つけ出すための旅でもあります。

  • 興味や関心: 食べ物以外に、どんなことに興味があるのか?
  • 本当の気持ち: 誰にどう思われるかを気にせず、本当にやりたいことは何なのか?

こうした問いかけを通して、あなたの人生がより豊かで、自由なものになるようお手伝いします。

食べ物から自由になるために今できること

過食のサイクルから抜け出すためには、まず小さな一歩を踏み出すことが大切です。

1. 食べ物との距離を置く

ストレスを感じたら、すぐに食べるのではなく、一度立ち止まってみましょう。

  • 深呼吸をする
  • 散歩に出かける
  • 好きな音楽を聴く
  • お風呂に入る

など、食べること以外の方法で心を落ち着かせる習慣を少しずつ取り入れてみてください。

2. 自分の感情に気づく

「今、何を感じているんだろう?」と、自分の心に問いかけてみましょう。過食の衝動が起きたとき、その背景にどんな感情があるのかを意識するだけで、行動が変わるきっかけになります。

3. 誰かに話してみる

一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族に話してみることも大切です。言葉にすることで、気持ちの整理がつき、心が軽くなります。しかし、身近な人に話すのが難しいと感じる場合は、専門家であるカウンセラーに頼るのが一番の近道です。

聖心こころセラピーがあなたの心のサポートをします

「希望と回復」

過食症は、決してあなたの意志が弱いから起こるものではありません。あなたの心が、これ以上無理をしないでとSOSを出しているのです。

大阪聖心こころセラピーでは、過食症に精通したカウンセラーが、あなたの心の声に耳を傾け、根本的な解決へ向かうお手伝いをします。まずは、安心してお話にいらしてください。

「変わらなければいけない」と焦る必要はありません。自分らしく、穏やかに生きるための方法を、一緒に探していきましょう。

通するカウンセラーが問題の解決に向かうよう導かせていただきます。安心してお気軽にお申し込みください。

参考文献・参考資料

  • 西園マーハ文(2022)『摂食障害の精神医学 「心の病気」としての理解と治療』 日本評論社
  • アメリカ精神医学会(著),日本精神神経学会(監訳)(2023)『DSM-5-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル テキスト改訂版』 医学書院

この記事を書いた人

榊原カウンセラーは臨床心理士・キャリアコンサルタント・管理栄養士。日本福祉大学大学院修了(心理学修士)、名古屋学芸大学卒。公立小学校での栄養教諭を経て、現在は心理・教育・栄養の複合的な視点から支援活動を行う。日本心理学会・日本心理臨床学会会員として、心の健康や対人関係に関する情報発信・執筆にも力を注いでいる。

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