◆ 愛着形成

はじめまして、12月より大阪聖心こころセラピーのカウンセラーとなりました森本朋香です。

主に、月曜日と金曜日の午前中を担当しています。
どうぞよろしくお願いします。

本日は、愛着(アタッチメント)について書きたいと思います。

「ハーロウの代理母実験」という有名な実験があります。
サルの赤ちゃんに、針金製の母親像と、布製の母親像を与えて、ザルの赤ちゃんがどちらを選ぶかを観察しました。
するとサルの赤ちゃんは布製の母親像を好むことが判明しました。

スキンシップによる安心感や、温もりが愛着形成に大きく関わっているということなんですね。


皆さんはどうでしょうか?母親のイメージにはどんなものがありますか?

愛着障害という言葉が一般的に使われる昨今では、温かみのある母親イメージを獲得できないまま、大人になった方も多いかもしれません。

母親とは、人間が生まれてから一番最初に出会う人物なので、赤ちゃんの頃は自分と区別がつきにくいものです。
そんな母親に受け入れられた経験を持たないまま成長すると、あらゆる人間関係で受容される経験を獲得しにくくなります。

結果、対人関係でつまずき、対立、または孤立してしまう…
そういった悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。

根本的なところから見直していけば、人間関係はスムーズになっていきます。
今抱えている問題が、幼少期や家族とは関係ないところで起きていても、実は全く関係がないわけではないんですね。

今何となく、もやもやとした感覚をお持ちの方は一緒にご自身を見直し整理してみませんか?
目次