マルトリートメントという名の児童虐待②


こんにちは、カウンセラーの坂上です。
前回は、マルトリートメント(=不適切な養育)が脳をどのように変化させるのか、またそれによってどんな生きづらさを抱える可能性があるか、ということをお伝えしました。
ご自身の生い立ちを振り返ってドキッとした方や、子どもへの接し方に不安を覚えた方も多いのではないでしょうか。
昭和の時代や古い価値観の家庭では、マルトリートメントが日常的に行われていたケースは少なくなかったと思います。
そして、そういう家庭で育った人が家庭を持った時に、無意識の内に子どもに同じようなマルトリートメントをしがちということもよくあります。
まさに負の連鎖ですね。
ではどうしようもないのかというと、そうではありません。
脳には柔軟に変化する性質(可塑性)があるため、適切な理解と支援によって、回復の可能性があると言われています。
特に子どもの場合は、早い段階で安心・安全な環境を作ってあげることで、脳への長期的な悪影響を軽減することができます。
大人になってからでも、幼少期に受けていたマルトリートメントに気づき、これまでの自分を見直すことで、本当の自分を少しずつ取り戻すことができるようになるでしょう。
生まれた環境や親は選べませんが、それを乗り越えて、自分の幸せは自分で作っていくことができます。
それこそが本当の意味の「自立」ではないでしょうか。
それほど簡単なことではありませんが、自分自身と向き合おうとした時から、あなたの人生は変わり始めます。
マルトリートメントの呪縛から解き放たれて、あなたはこれからどんな自分になり、どんな未来を作りたいですか?
