話の聞き方①

お久しぶりです。竹谷です。毎日暑い日が続いており、一瞬外に出るだけでうんざりしてしまいますね。

 さて、今回は人の話の聞き方のコツについてです。当セラピールームには対人関係やご夫婦関係でお悩みの方がたくさんいらっしゃいますが、相手との関係構築の基本は自分の話をし、相手の話を聴くということだと思います。
人は話をすることは好きですが、なかなか相手の話を聴き続けることは苦手です。特にご夫婦関係だと相手の意図を確認したいけれど、うまく話し合いができない。どちらか一方が話続けてしまう、というお悩みをよくお聞きします。

そのような場合、おそらくどちらも聞く姿勢になっていないのではないかと思います。ここで大切なのは“聞き方”であって、“聞き出し方”ではないということです。よく我々カウンセラーは人の話を“聞き出すのが上手い”などというイメージを持たれることがありますが、催眠術や特殊な会話術によって相手を誘導し、コントロールしてこちらが聞きたいことを聞き出しているのではありません。
現象だけ見れば相手が勝手に話した、それがたまたま周囲の人間が知りたいと思っていたことだった、ということです。そこでは何が起こっているのか、そしてどうすれば誰でも聞き上手になれるのか、考えていこうと思います。

 聞き上手になるための大事なポイントは以下の3点です。

1、       聞き出そうとしない

2、       教えるより教えてもらう態度で

3、       他人のことは他人にしかできない

一瞬「え???」と思われるかもしれませんが、この3つがとても大事です。この人には話したくなる、この人に話すと安心感がある、そのような印象を受ける方の話の聴き方はおそらくこの3つが備わっているだろうと思います。

 とてもシンプルですが大事なことなので、この3つについては次回以降に詳しくご説明していきますね。

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