珈琲とレコード

雨が続くこの時期、気温の変化も多く体調管理も難しい。
朝晩はまだまだ長袖が手放せない。
鬱々と少し重さを感じる。

思い切って、音楽が好きな友人と、気になっていたレコードカフェに出かけてみる。

いったことのない街。
初めての景色の中、どんな店だろうと好奇心と少しの不安とともに向かった。

小さな店舗で、男性店主1人のようだ。
店主さんのこだわりがあちらこちらに散りばめられている。
私たちが訪れた時はちょうど誰もいなくて好きな席を選べた。
友人はスピーカーに目を向け、嬉しそうだった。

多くのレコードが並ぶ。
古めかしいものが多いようだ。

豆の焙煎も店内でおこなっておられる。
少し肌寒い夕方だったので、私はデカフェのホットカフェオレを中煎りで注文した。

徐々に狭い店内をコーヒーのいい香りが包んでゆく。
楽しみに待ちながら店内を見回す。

音楽のジャンルとしてはクラシカルなジャズやR&Bがメインのようだ。
洋楽にあまり詳しくない私は詳細はわからないが、友人には刺さっている。
夕方を迎え、人通りは少ない前の道路を見たり店内の雰囲気に浸りながらゆっくりとした時間を味わう。

ラテアートもかわいい。

スイーツも手作りでいくつかあるらしい。
今回は夕食前なので我慢した。
次回はいただこうと心に決めている。

私たちの次のお客様は外国人カップルだった。
楽しそうにレコードを手に取って談笑されている様が絵になる…

どんなところでどんなものに出会うかはわからない。
その不安と期待とともに、自分の歴史が繋がっていくのだろう。
ここでの時間は短いものだった、柔らい、あたたかい記憶として残っている。

心満たされたひとときだった。
心に中にまた新しいページが足された。

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