カウンセリングプロセス
夫婦問題のカウンセリングは、 「臨床心理学理論」 に基づいて、 次の5つのステップで進めていきます。
STEP
自己認識
まず、ご自身の状態を整理する段階です。 • 現在の状況 • 感情の動き • 生活環境やストレス • 夫婦関係で起きていること • 問題の背景(生育歴なども含む) これらを丁寧に整理することで、 “何が本当の問題なのか” が見えてきます。 ここが整うと、次のステップがスムーズに進みます。
STEP
自己対峙・葛藤
これまで身につけてきた価値観、習慣、反応パターンを見つめ直す段階です。
自覚していなかった
「怒り」「不安」「我慢」「遠慮」「拒絶」
といった感情が動きやすくなる時期でもありますが、
ここで起こる変化は、“夫婦関係をより良くする土台” となります。
STEP
自己理解・自己受容
自分の“良いところ”と“弱いところ”を
どちらも正しく理解し、受け入れる段階です。
自分の特徴、癖、思考のクセ、コミュニケーション傾向を知ることで、
夫婦間のトラブルが
「自分のせいではなく、構造の問題だったのか」
と気づけることも多くあります。
STEP
自己選択・自己決定
“自分はどうしたいのか”
“どんな夫婦関係を目指したいのか”
をはっきりさせる段階です。
自分で選び、自分で決めることで、
夫婦問題の解決に向けたプロセスが一気に前へ動き出します。
STEP
実行・適応
ここまで整ったうえで、行動に移していきます。
• どの部分が改善されているか
• どこがまだ不安定か
• どんな関わり方が最適か
これらを確認しながら、着実に変化を積み重ねていきます。
定期的に振り返ることで、より良い関係が安定していきます。
